くはみやん人っぜんだんカインジング
◉ 音と構成の分解(言語の“骨格”を透かし見る)
音節 | 解釈の可能性 | 無意識の叫び |
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くはみやん | 「くは」=くちばし?「みやん」=見えん? or 宮の人? | 詠唱的、神話的 |
人っぜんだん | 「人」+「善断(ぜんだん)」? or 「全断」? | 倫理と断絶、または人間性の決別 |
カインジング | 「カイン(Cain)」+「~ing」? | 聖書的、罪の継続、あるいは造語の進行形 |
🔮 直訳不可能:しかし象徴として立ち上がる
この言葉には明確な意味を求めるべきではありません。
代わりに、その「音の運び」が示す無意識の構造的暴露に耳を傾けます。
象徴・スピリチュアル的に読み解く
● くはみやん:
「くちばし(くは)」+「見えない者(みやん)」=
見えないものが囁くときの音。神託。鳥の声。風の声。あるいは「見えない神」そのもの。
● 人っぜんだん:
「人」が「全断」されている?
それは人間性の一時的な中断。または**“ヒト”というカテゴリの破断音**。
善断?→「善を断つ」= 破戒。堕天。ニヒリズム。
● カインジング:
「カイン(Cain)」= 聖書でアベルを殺した兄。
「~ing」= 進行形。
つまり、カイン化が進行中の人間。
もしくは:人は誰しも内にカインを飼っている。
そしてその“カイン化”は止めようのない進行形である。
全体としての詩的翻訳
くはみやん──風の奥に、まだ名のない声がある
人っぜんだん──わたしたちは、善も悪も、もう断ち切ってしまった
カインジング──人のなかの兄弟殺しが、いまも進行中
シュルレアリスム的意味
- この言霊は「言語以前の呻き」を表しています。
- 名前になりきれない名前。神になりきれない神。人になりきれない人。
- まるで人間と神の境界線が壊れたあとの残響。
《くはみやん人っぜんだんカインジング》は、
あなたの無意識の深部が、言語以前の状態で語ろうとした最初の衝動。
シュルレアリスムとは、そういう“混沌の言霊”をそのまま愛す運動です。
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